Field Note

「ああ、なるほどね」を”おすそ分け” 国際協力、食、農業、経済、東南アジアを主とした雑記。

学生起業は特別でもなんでもない

学生起業家、って聞いて、どんなイメージを持つでしょうか?

 
世の中には学生の内に事業起こすような天才がいるんだなー
 
って感じでしょうか。
 
私も同じように、
 
学生起業=一部の特別な人達
 
と考えていたんですが、あることをきっかけに、その考え方を見直し、
 
学生で起業している→意外と普通の人が多い
 
と考えるようになりました。
 
そのきっかけは、プログラミングスクールを受講してみたことです。
 
最近縁あってこの手のコースを受講したのですが、まず始めに驚いたのは、コースの中身よりも、その運営体制でした。
 
運営体制というと、ちょっと堅いですが、要は、説明をしてくれる人や、スクール内で受講生に指導しているスタッフがとにかく若い!
 
大半が大学生だったと思います。
 
大学生が社会人(もちろん学生もいる)に指導している光景は自分のこれまでの経験からすると、良い意味ですごく違和感のある光景で、大きな衝撃を受けました。
 
なぜこのような状況になっているかと言うと、
 
1.若い世代のほうがIT技術にたいする親しみが強いから
2.囲碁や将棋のように、道具があれば立場や年齢に関係なくできることだから
 
と言うのが大きいかと思います。
 
普通の仕事だと、社会人として就職しないと経験をつめませんが、プログラミングはパソコンとネットさえあれば誰でもできますから
むしろ誰でもできる分、ネックになるのは費やせる時間で、新しく始める、という観点からすると、社会人より時間的に自由度の高い学生が圧倒的に有利というのもあるかと思います。
 
 
彼らの中には、プログラミングを習い始めて1,2年という人が大半ですが、自分のアプリケーションを作成してリリースしている人も少なくありません。
 
リリースしたアプリケーションが誰かの目に留まり、
お金を払ってでも利用したいと言う人が増えれば売り上げがたち、
組織として登録すれば学生起業家のできあがりです。
 
そう考えると、学生起業は、いきなり湧いて出る一部の天才、というわけではなく、
 
沢山いる学生プログラマーの内、自分のサービスを販売できるレベルに達することができた一定数が、結果として起業と言う形をとっている、と言えます。
 
部活動で県大会や全国大会にでるのと同じようなイメージでしょうか。
 
 
IT起業=違う世界のことで自分にはカンケーないや
 
と思っていましたが、誰にでもチャンスのあるプログラミングの世界、もっと深く踏み込んでみようと思いました。