Field Note

「ああ、なるほどね」を”おすそ分け” 国際協力、食、農業、経済、東南アジアを主とした雑記。

新年なのでブロックチェーンと仮想通貨を勉強する

最近はちょこちょこブロックチェーンや仮想通貨にも手をつけています。

 

投資的な意味もあるけど、どちらかというと、新しい技術の勉強として。

 

ビットコインブロックチェーンがどんなものか、っていうのは、他にも沢山のサイトやブログなどで書かれているので、あえてここでは書きませんが、重要な点としては、

 

1. ブロックチェーンは偽造できないデジタルデータ

ブロックチェーンの特色の1つに、改ざんできない、修正できない(上書きしたとしても、全ての修正履歴が残る) というものがあります。これがあるからビットコインなどの通貨に利用されているわけで。

今後はこの技術が活用され、通関のビザなど、

電子化したいけど、偽造されたら困るから紙ベースになっているもの

が偽造のリスクを回避しつつ、デジタル化されていくのでしょう。

 

2. ビットコインなどの仮想通貨は送金手数料がめちゃくちゃ安いし、無駄がない

仕事で海外の会社や口座への送金をしたことがある方はよくご存知かと思いますが、

銀行を利用する送金手数料ってアホみたいに高いです。

これは、銀行で人間が書類をチェックしたり、手作業で処理をしているからで、

例えば、10万円送金して、手数料5000円取られるとかざらにあります。特に送金額が小さいほど、送金額に占める手数料の割合は高くなります(送金額少なくなってもそれに比例して手数料が減るわけではないので)。

例えば、アジアから出稼ぎにきている労働者が母国の家族に3万円仕送りしようとしたら、手数料が4000円かかる、とか。。。

泣けてきますね。

 

また、銀行を介する送金は時間もかかります。

国によっては日本円での送金ができない(米ドルのみとか)など当たり前、米ドルでの送金だと、日本の銀行から目的の国へ直接の送金ではなく、ニューヨークやシンガポールの銀行を介しての送金になったりします。下手すると、4つくらい銀行を経由しないと送金できないなんてこともあります。

結果、間に入る銀行の数が多くなり、やり取りやチェックに時間がかかるわけです。

さらに、米ドルでアメリカの銀行を経由して送金する場合、アメリカの規制に従わなくてはならず、送金先によっては、この企業はアメリカ政府に楯突いているから送金させない、とか、

最悪、アメリカに楯突く企業に送金した日本の企業もアメリカの敵、とみなされて、送金しようとした日本企業の米ドル口座が凍結されたり、なんてこともあったりするそうです。

 

こういう、無駄な手間、中間に入る組織、特定の国の意向によるリスクが回避できるあたりも、仮想通貨のメリットと言えます。

 

3. 仮想通貨は個人間でのやりとりが手軽

私も実際に自分のウェブサイト上の取引所から、自分のPCへ仮想通貨を送金しましたが、それなりの金額を送金しても、手数料は1円以下でした。

今回は自分のPCに送金しましたが、この送金先は友達のスマホやPCでも良いわけで、銀行の振込だと数百円取られる手数料が1円とかになってしまう(通貨によって手数料は違います)のはかなり革命。

SMSを送る感覚でデジタルなお金のやり取りをできるようになります。

割り勘や受け渡しなど、銀行だと振込手数料や手間がかかるから現金、ってなっていたのが、一気にデジタルに流れるでしょう。

 

4.  ブロックチェーン上記のような特性をもつプログラムの総称であり、その技術を活用して作られたWebサービスが仮想通貨

以上のような特性を持っているのが、ブロックチェーンや仮想通貨です。

当たり前すぎるけど、自分ははじめ、そもそもブロックチェーンって何?理論?物理的なもの?とか思っていたので。

 

入門書には下記がわかりやすかったです。噛み砕いて書かれている入門書なので、ある程度ブロックチェーンビットコイン理解している人には物足りないかも。

少し古い本なので、最新の情報ではないですが、現在と比較して、ギャップを楽しむのもいいかと。

まだ1年経っていませんが、今の仮想通貨との価格差など、仮想通貨の世界がどれだけ劇的に変わって来たのか、当時の予測を超えて拡大して来たのか、が分かって、それはそれで興味深かったです。

 

※ 筆者はCoin Chechという仮想通貨取引所の人間なので、その点は割り引いて読んだ方がいいと思います。

 

 

新しい技術ってワクワクしますねー