Field Note

「ああ、なるほどね」を”おすそ分け” 国際協力、食、農業、経済、東南アジアを主とした雑記。

東南アジアの医療・育児分野では日本ブランドはまだまだ健在

 

ベトナムは一人当たりGDPは2000ドル強で日本の10分の1以下だけど、例えば普通の家庭でも、子供に飲ませる粉ミルクは、日本製の輸入品を買ったりしている。給与に比べると割高だけど、健康(特に子供の)にはお金をかける家庭が少なくありません。

 

実際に、知り合いのベトナム人で粉ミルクを買ってきてほしい、という人は結構います。

 

ベトナム国内でも販売されているけど、偽物かもしれないから日本で買ったものの方が安心なんだとか。

 

このクラスの中所得層はこれから増えていくし、購買力も上がっていくので、日本品質の製品を売り込むっていうのは、医療や育児分野ではしばらく相当競争力あると思う。それを企業がマネタイズできるかどうかは別の話ですが。。。

 

2年くらいまでにこんな↓エントリを書きましたが、家電に限らず、というか医療や育児では家電よりも、日本品質の競争力というのは健在です。 

 

 

一昔前のアジアでは、車やバイク、家電では圧倒的なブランド力を持っていましたが、最近は、中国、韓国の台頭でベトナムでは結構押され気味な感覚。

 

家電はSUMSUNG, OPPO, シャオミ、ファーウェイ、車は韓国のHYUNDAIがシェア拡大しています。

 

一方で、日本に対する

”変なものが他の国に比べて少ないという安心感”

はいまだ健在で、こうした”安心感”が重視される、医療や育児はこれからビジネスチャンスなんじゃないかなーと思います。