日本の携帯の通信料が高いわけ。
携帯キャリア各社が実質0円中止を打ち出してる。
一方、海外(例えばベトナムとかインドネシアとか)に行くと通信料金の安さとシンプルさに驚く。
数分の手続きでSimカードが購入できて、それを端末(Simフリー)に入れてすぐ使える。
料金は、プリペイド式で、チャージした分から引き落とされる。
スマホでパケット使い放題のものでも、安いのだと、月数百円。
物価が安いのもあるんだろうけど、端末の価格は、日本と同じくらい(モノによっては日本より高いものもある!)なので、一概に物価の差だとは言いがたい。
色々考えた結果、日本の通信料に高さは、本体と、通信サービスがセットで販売されているところに根源があるんだろうと思い至った。
日本では、端末にシムロックがかかり、2年縛りの違約金などもあるため、純粋に、通信サービスのみでの競争が働きにくい。
製造側からは、どうせ割引されたりするから、安くていいものを作ろう!というインセンティブは働きにくくなるし、
消費者も、自分が何に対してお金を払っているのか(通信料なのか、端末代金なのか)、分かりにくい。
本体と通信の販売を完全に分離すれば、端末と、通信サービス、それぞれの分野内で自然と競争が働いて、価格が下がり、サービスの質が上がるはず。
消費者も複雑な料金体系を何十分もかけて説明してもらったりしなくてすむし。
販売店の店員さんも、顧客一人ひとりに、しょっちゅう変わる複雑な料金体系を毎度毎度説明するのしんどいでしょうに。
そのためには、シムロックの全面禁止、2年縛りや解約時の違約金禁止(契約、解約手数料の実費は認める)が必要。
端末と通信は分離して、それぞれの競争を促したほうがいいよね。
<2018年6月追記>
本当に特殊な契約、販売携帯なんだということがよくわかる。
ただ、MVNOとか、低価格帯のキャリアが広がってきているから、端末購入にめちゃくちゃな補助をつけて、2年ごとに乗り換えている人が特をする、みたいなシステムも早晩(5年後くらい?)なくなるでしょう。