日本人が英語をしゃべれない理由と克服方法 その2
前回に引き続き、自分の経験から日本人が英語をしゃべれない理由と克服方法を考えてみます。
前回エントリ↓
その2
発音に自信がない、発音が下手だと思われるのが恥ずかしい
これも言い古されたことだけど、深く根付いている意識だと思う。
「恥ずかしがることはない、自信を持って話すことが大事だ」
とは良く言われる対応策だし、実際自分も、
「自分は発音を気にし過ぎないで積極的に話すぞ!」
と意気込んでいた。
でも、振り返ってみると、意気込みと葉裏腹に、そういう恥に対する意識ってもっと深いところにあって、無意識のうちに発言を躊躇していたことって多かったように思う。
では、どこで、そうした意識を吹っ切ることが出来たのかというと、英語(発音)が下手な先輩のおかげだと思っている。
その先輩は海外での業務経験も長く、相手先との交渉や打合などでをチームの代表として、バリバリとこなしていた。
あるときその先輩と一緒に出張する機会があった。
現地について、先輩が電話をかけ始めた。
さぞ流暢な英語がその口から出てくることを期待する自分。
でも、でてきたのは、日本人特有、カタカナ読みのカタコト英語だった。
「えっ?こんなんでいいの?」
と思うと同時に、この人実は英語全然ダメなんじゃ?とも一瞬思った。
しかし、その後数日で、カタコトながらも、現地の仕事相手と円滑にコミュニケーションしている様を目の当たりにして、
「英語って発音が全てじゃないんだな。発音下手でも恥ずかしがらなくて良いんだな」
ってことが、ストンと腹落ちして、納得できた。
それ以来、「発音下手=しゃべるのが恥ずかしいという呪縛」から解かれた自分は、自信をもってコミュニケーションを取れるようになった。
同時に、それまで、自分が気をつけていたつもりだった、発音を気にしすぎてしゃべれなくなる、という罠に自分もがっぽりはまっていたのだと気づいた。
というわけで、その2まとめ
課題
どれだけ意識しようとしても、発音下手=恥ずかしいという意識はぬぐえず、しゃべることに躊躇してしまう。
克服方法
実際に、カタコトでもバリバリコミュニケーションとってる人を見て、「この程度で、いいんだな」と(いい意味で)なめてかかるくらいがちょうどいい。
*注意
ただし、発音がどうでもいい、というわけではありません。しゃべるのをためらうほど恥じる必要はないけど、発音は良いに越したことはないので、第一歩の、恥ずかしがらずしゃべれる、という壁を越えたら、その後は少しずつでも発音を改善することも大事です。
その3に続く。