日本人的性格の特徴の根底にあるもの
日本人の特徴って色々言われますよね。
はっきり物を言わない
愛想笑いが多い
決断が遅い
周りの意見を気にしすぎる
親切
礼儀正しい
etc. etc…
いい面悪い面が共存しているこの日本人の特徴ですが、最近ふとした出来事から、ある気質が根底にあるんだと考えるようになりました。
その気質とは、
相手の立場に立って共感する力が圧倒的に強い
ということ。
具体的に事例を交えて掘り下げてみます。
事例1 注目を浴びるのが苦手
例えば、電車内に忘れ物っぽい荷物があったとき、衆人環視のもと、忘れ物に手を伸ばせる人っていないですよね。
自分も最近同じようなシチュエーションに遭遇し(電車内でスイカが落ちてました)最終的には拾い上げて駅員さんに届けましたが、動き出すまでに一瞬ためらいました。
別に誰かに何か言われるわけじゃないし、全く問題ない行動なのにためらってしまうのはなぜか?
それは、自分の意識を周りの人間に投影して、自分を意識しすぎてしまうから。
つまり、自分が今これを拾いにいったら、周りの人は自分に注目するだろうな(自分だったら拾いに行った人がいたら注目するな)という周りの人の意識に自分を共感した結果です。
事例2 落し物を届ける親切心
オリンピックでも日本の安全性は強調されていましたが、落としたものが高確率で届けられる、なんてのも売りになっていました。
上記エピソードでは自分もスイカ(現金入りの財布みたいなものでネコババしようと思えばできちゃったのですが、、、)を届けていますが、その根底にあるのは、
「自分が落とした側だったらきっと困るだろうな」
という落とした人への共感です。
事例3 ものをはっきり言わない
上記2例同様、自分が相手だったらこんな風に言われたら傷つくな、というような
、これも言われる側の相手に共感した結果ですね。
僕はたまたま落ちてたスイカを拾ったところからつらつらとこんなこと考えてましたが、日本人の気質とか文化的なものを考えるのって、新たな自分の一面を見つけるみいたいで面白いです。
下の本は、日本人の気質について書いたものなので、興味ある人にはオススメです。
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