Field Note

国際協力、食、農業、経済を主とした雑記

"なめんな"って言いたくなるのも分かる公務員の職場環境を紹介します

小田原市の保護課のジャンパーの件、話題になってますね。

 

世間ではメディアも誰も彼も、小田原市の職員を非難する流れが出来ています。

 

確かに、

 

人間のクズ

 

と言う表現はもう少し言葉を選ぶべきだったとは思います。

 

ただ、私は簡単に彼らを非難する気持ちになれません。

 

一般的な(私の様な会社勤めの)感覚で、公共のために働く公務員が、市民に対して(仮に相手が血税を原資とした生活保護の不正受給者でも)なめんな、とか、人間のクズとか言うのは許せない、と言うのは分かります。

 

 ただ、保護課の職員は、

 

日常的に窓口にくる接客相手から暴力を受けるリスクに晒され、

 

しかもその相手は自分が勤務している地域に住んでいて、

 

自分の顔と名前と職場を知っているわけです。

 

私も知り合いが同じ様な仕事してるので、たまに話聞きますが、相当ハードな環境です。

 

ジャンパーを作ったきっかけは、職員が切りつけられた、と言う事件をきっかけだったそうですが、恐らく報道されない細かな暴力(怒鳴られる、胸ぐら掴まれるなど)はもっと沢山あったことでしょう。

 

日々暴言や暴力に晒されて疲弊している職員達、

 

そんな中での、切りつけ事件。

 

切りつけられ本人は勿論、周りの職員のショックは想像もできません。

 

自分が切りつけられた職員の同僚だったら、上司だったら、切りつけられた同僚や部下にどう声をかけるだろうか、励ますだろうか。

 

ちょっとやそっとの励ましでは足りず、

暗くなる職場を明るくするため、ジョークなども交え(若干ブラックでしたが。。。)、あの様なジャンパーを作るに至ったのでしょう。

 

英語にしたのは、日本語だと直接的過ぎるから、と言うせめてもの気遣いじゃないでしょうか。

 

 

とまあ、色々考えると、そもそも職場環境に問題があったんじゃないのかと思えてきます。

 

メディアは相変わらずの弱いもの叩きで盛り上がってるけど、

 

そう言う保護関係の業務の過酷さや職員が日頃から暴力のリスクに晒されてる事を今までほっときながら、

 

職員がなんとなアイディア絞って、

過酷な職場環境を乗り越えるために作ったジャンパーのデザインにちょっと問題があったからって、

 

それを鬼の首とったかのように、攻め立てて喜んでるのは、問題の本質を取り違えてるようにすら思えます。

 

1番辛いのは誰だろうね?

 

生活保護受けてる人?

切りつけられられた職員?

その同僚や上司?

直接は関係ないメディア関係者?