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Field Note

国際協力、食、農業、経済を主とした雑記

国際協力業界で働きたい人へ

国際協力関連の仕事をして早数年

 

この業界に入る前と入った後のギャップ、入る前に自分が知っておきたかったなーと言うことを、アクター(援助に関わる各組織)と言う切り口で、自分の経験を元にまとめました。

 

この業界は情報も少ないし、複雑でイメージしにくいので、今後この業界を目指す人のためになれば。

 

あくまで、主観的な意見ですし、各カテゴリーでいくらでも例外はあるので、一個人の所感として。

 

まず、組織としての関わり方として主なものは次の通りです。

 

・政府系機関(外務省、他省の国際関係部門、JICA)

・国際機関(FAO, UNDP, UNICEFなど)

・民間企業(コンサル、シンクタンクCSR部門など)

NGO, NPO 

 

それぞれの特徴をあげていくと、 

 

外務省

本省だと大まかな予算どりなど。扱う予算やスケールは大きいけど、現場に出たり、個々の案件の詳細までは関与できない。

各国の大使館に配属になれば、その国の案件は比較的近くで見られるけど、それでも、お飾り的(中身を作るより、セレモニーで偉い人と握手したり、サインしたりとか)な感じは否めない。

 

JICA

外務省がつけた予算を使って事業の大枠を作る、管理する。

実際の業務はほぼコンサルに丸投げ。

自分でやる、と言う

より、コンサルから上がって来たものをチェックするのが仕事。浅く広く。

現場に出る機会も少ない。外務省よりは個々の案件に関われる。

 

開発コンサル、シンクタンク

JICAや政府系機関などの仕事を請け負うのがメイン。

民間企業なので利益目標へのプレッシャーはそれなりに強く、自社の利益を援助相手国の利益より優先せざるを得ない時もあり葛藤を感じること多々。

逆にそこをいかに上手くコントロール出来るかが肝。

ある程度の割り切りが必要。高い理想を掲げる人には、葛藤大きいかも。

薄給でJICAを始めとするクライアントにこき使われる感じ。

特に若手は雑用もめちゃくちゃ多く辛い。

 

NGO, NPO 

予算が寄付などから来ていることが多いし、利益へのプレッシャーもないので、他に比べると理念に沿った活動ができる、自分の本音の、こうすべき!にそって行動できる。

案件の規模も大きくないぶん現場に近い活動ができる。

ただし給料は安い。

また、営利組織ではないといっても、活動の予算は何処かから集めてくる必要があり、JICAやコンサルの仕事を請け負ってやっているところも多い。

理念に共感してくれるドナー(お金を出してくれる人、組織)がいれば最高。

 

国際機関(FAO, UNDP, UNICEFなど)
国に比べて、他国から供与されたお金を使うのでチェックが緩く(国民の税金を無駄遣いするな!的な視点からの監視は弱い)腐敗も多い(らしい)。

機関にもよるけど、意外と仕事も雑(殿様商売的)なとこも多くピンキリ。

 

 

番外編

個人

アフリカの某国でボランティアしてた時に、ど田舎の村で欧米人に会った。何でも、村にトイレを作る支援をするために来ているとのこと。

しかも、予算は全部自分のポケットマネー

自国で仕事してお金が貯まったら途上国に来て貯めたお金で援助をしてるとか。

自分の負担で、被援助者に直接、自分が必要だと感じたものを提供する。

国際協力かくあるべし、を見た気がした。