どっちが効率的?「すぐやる」or「後でまとめて」の判断基準
仕事でもプライベートでも、何かの作業をするときに、
「逐一こまめにやる」
「まとめて一気にやる」
の選択で迷うことは多々あります。
作業によっては、ちまちまやるより、まとめて一気にやったほうが効率的なこともあれば、
まとめてやろうとして、却って苦労してしまうこと(小学生の夏休みの絵日記のように)もあります。
じゃあ、逐一やった方が効率が良いことと、まとめてやったほうが効率が判断基準はなんなのか?と考えました。
1.逐一やったほうが効率がいいもの
・記録を残しておらず3日後には忘れているもの、記憶の復旧が必要なもの。記録を残していても調べるのに手間がかかるもの。(記録を残す、まとめを作る系)
例 日記、日報、議事録の作成、家計簿や領収書の整理 etc..
・やることによって、明日、来週、来月の自分の仕事を減らせる(フィードバック、育成系)
例 後輩の教育、業務改善提案
基本的に、後回しにすることによって、”思い出す”、”調べなおす”という作業が追加されるものについては、できるだけ逐一こなしてしまいたいところ。
日記なんて最たるもので、今日の日付、今日何したか、なんてその日ならぱっとそらで浮かぶのに、1週間、一ヶ月たつと、思い出すのに一苦労です。
領収書の整理なんかも同じ。今日買ったものは覚えてるけど、1月もたつと、
この領収書って何買ったんだっけ?
なんてことになりかねません。
また、後輩の指導や、業務の改善提案など、
自分の今後の負荷を減らせるもの、
も積極的に早めに着手していきたいところです。この手の作業は、その瞬間は自分の負荷が増すので後回しにしてしまいがちですが、
目の前の忙しさにかまけて、教育などが手薄になる
↓
自分への負荷が増す
↓
更に忙しくなる
という負のスパイラルにはまってしまいます。
2.まとめてやったほうが効率がいいもの
・置いておいても負担が増えないもの
例 独立していて他の作業への影響がないもの、締め切りがない(もしくは余裕がある)もの
・作業の途中で一旦中断すると再開時の効率が著しく下がるもの
・開始のタイミングを遅らせても、忘れたりしないもの(新しくはじめる作業)
例 文書の作成、調べ物をしてレポートを書く、調べ物をして情報をまとめる。新しい事業やシステムの構想を練る
置いておいても負担が増えないものは、自分の時間があるときにやればいいので、後回しにするリスクが少ないです。その中でも、何か調べ物をしてまとめる、新しいことの構想を練るなど、一旦中断すると再開するときに、
あれ?前回どこまでやったんだっけ?どういう考えしてたんだっけ?
など、下手したらもう一回やり直し、考え直しになるものもあり、こういった仕事は細切れの時間より、まとめて一気にやってしまったほうが効率いいでしょう。
以上、例外はいくらでもあるし、他にも考慮すべき要素は沢山有りますが、このあたりをまずは考えると、大部分の作業についてはすっきり判断できるようになります。