人生の意志決定について理解しておくべき2つのこと
就職、恋愛、人生で意志決定を迫られる事は沢山あるし、私自身も大きな意思決定を何ども経験してきました。
あのときあんな風に決断してよかった!
と思うこともあるし、
あの時なんであんな判断をしてしまったんだろう...
と今でも思い出して苦々しい気持ちになる経験もあります。
ただ、人生生きている中で、何度も意思決定とその反省(成功、失敗含め)を繰り返しているうちに、
こういう点に気をつければ、意思決定で失敗しにくいな
と言う自分なりのルールが形成されてきました。
逆に言えば、これは自分が若い時に理解していなかったがために失敗した経験の裏返しでもあるのですが。。。
1. 自分の意志で最終決定を下す
意思決定をする際にいろんな人に相談して意見をもらうことはあるかもしれませんが、それを採用するかしないかは、結局自分次第です。
誰かに言われたから、と言う理由で決断したことは後悔しやすく、アドバイスをくれた相手を、
「〇〇があの時あんな風に言ったから…」
と言う風に恨みやすい傾向にあります。
またこれ(意見やアドバイスのもらい先)は世間の一般常識にも当てはまります。例えば、「石の上にも3年」を鵜呑みにして、自分に会ってないと思う仕事を続けたけど結局ダメだったら、
「世間で3年って言われているから3年頑張ったけど結局ダメだったじゃないか!社会のせいだ!」
って気持ちになる可能性が高いです。
誰かに相談するのも自分の意志。相談した相手の意見を採用するかしないかも自分の意志。
自分で考えて意思決定する。誰かが言ってたから、世間では一般的にこうだから、というのはあくまで情報の1つで、それを採用するかしないかを決めるのは、自分次第。採用するという意思決定をしたならその結果には自分で責任を持つ。
2.完璧な決断、後悔しない決断など存在しない
複数の選択肢がある時、どの選択肢を選んでも、どこかで、別の選択肢にしておけばよかったかな、と思う瞬間は必ずあります。
後悔しない選択などなくて。逆に言えば、どれが一番マシな後悔の仕方かを考えるべきです。
そうすれば、仮に選択の結果多少後悔しても、
「でも他の選択肢を選んで、あんな風に後悔するよりはマシだったな」
って思えるので納得できることが多いです。
つまり、後悔しない選択は選べないけど、するならどの後悔が一番マシかは選べるということ。
ーーー【例】
安定した仕事を捨てて起業に挑戦するか、安定を優先して働き続けるか、という2択の場合、
「挑戦して失敗しても、失うものはあるかもしれないけど、致命傷にはならないし何もしないで一生悶々としながら過ごすよりはましだったな」
と思えるなら挑戦すればいいんです。
ーーー
ただ注意すべきは、どの後悔が一番マシか、は全く同じ選択であっても人によって違うということ。
「大企業や公務員組織で埋もれてあとで後悔するなら、リスクを背負ってでも飛び足した方がマシ」
という人もいれば
「安定した生活を失って後悔するくらいなら、不条理なことや不満があっても安定した組織に止まる方がマシ」
という人もいる。
これはどちらが正解とかはなく、本人がどっちが幸せな人生を送れるかという話で、自分がどちらのポジションかを表明するのはいいにしても、自分の価値観を人に押し付けるべできはありません。
ちなみに私の価値観はどっちかというとやや前者寄り(安定より挑戦)だけど、仕事がなく、所属先や安定した収入、将来見通しが立たず、不安でしんどかった時期も経験しているので、安定を望む人を見下したりは絶対しません。
もし安定を優先する人を見下す人がいるなら、そういう人は、将来の見通しが立たない不安感とかを背負ったことがない人、他人のそうした感情が理解できない人なんだろうと思います。
後悔がない選択などない。どの後悔が一番マシか、を考える。完璧な選択肢を選ぶのではなく、もっともマシな後悔のしかたを選ぶ。
自分で考える技術
意思決定の技術
に関してはちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」がオススメです。
- 作者: ちきりん,良知高行
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/10/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 30人 クリック: 893回
- この商品を含むブログ (156件) を見る
また、人生のリソース配分については、同じく「自分の時間を取り戻そう」が役立つかと思います。
自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/11/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (3件) を見る