国際協力を仕事にするには〜その1 情報収集編〜
外国語を駆使して、世界を飛び回って働きたい。
途上国の人たちの為に何かしたい。
漠然と国際協力業界で働きたいと思っているけど、どういうルートで仕事を見つけたらいいかわからない。
etc etc...
国際協力業界を目指す人がはじめにぶつかる状況だと思う。
かくいう自分も同じような状況に直面し、
もがきにもがいて、のたうちまわった挙句、晴れて(?)国際協力業界での仕事に辿り着きました。
この業界は特殊で情報を得るのも難しいと思うので、当時自分が苦労したこと、役立ったことなど、仕事を得るまでのプロセスをまとめておきます。
ちなみに自分の場合は、
- 理系
- 大学、大学院は全く国際協力と関係ない分野(ただし国際ボランティアに少し参加)
- 公的期間に就職し数年勤務(国際協力とは関係ない分野)の後転職
というステップを踏みました。参考まで。
1. 情報収集
業界に関わらず、就職、転職で大事なのが情報収集。情報源を上げていきます
PARTNER(ウェブサイト)
オススメ度 ★★★★☆
JICAが運営している国際協力関連の求人ウェブサイト。求人だけでなく、研修やセミナー、イベント情報もあるので、かなりの情報が集められる。国際協力業界で働きたいなら登録必須。
まだ具体的に就職、転職までは、、という人も情報収集のためだけにでも登録をお勧めします。
国際協力ガイド、国際協力キャリアガイド(書籍)
オススメ度 ★★★★☆
毎年発行されている国際協力業界について書いている雑誌。業界の概要とか、仕事の種類、関連企業や組織がわかります。国際協力業界全体の概要を掴めるので、この業界に就職を考えてる人には読んでおいて損はないです。
国際協力ジャーナル
オススメ度 ★★☆☆☆
毎月発行されている国際開発業界の業界紙。事業分野のトレンドとか、業界で働いている人のインタビュー記事などが主。結構マニアックな内容で、業界で働いている人も、全部読んでる人は少ないと思う。自分が働ていた会社では自社に関連している部分があれば、当該ページに付箋がついて回ってくる程度。1冊くらい買ってみてもいいと思うけど、毎月買ってまで読み込んでも費用対効果はイマイチ。
国際開発ジャーナル no.724(MARCH 20―国際協力の最前線をリポートする 特集:“ドナー中国”狂騒曲
- 出版社/メーカー: 国際開発ジャーナル社
- 発売日: 2017/03
- メディア: 単行本
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JICA公示情報
案件公示検索 結果一覧 | 公告・公示情報/結果 | 調達情報 | JICAについて | JICA-国際協力機構
オススメ度 ★★★★☆
JICAがプロジェクトの調査や実施を発注するための情報。
つまり、今まさにどんなプロジェクトが日本のODAで実施されようとしているかのトレンドが掴める。
開発コンサルタントを考えている人は必須。それ以外の人でもトレンドを掴むのに効率的。
公示情報から、分野のトレンドを見つつ、自分がどのような経験を積んで専門性を身につけていくか、その結果、どのようなプロジェクト、業務にフィットするか、を考えていけば、効率的にスキルアップしていける。
”その2 新卒からの就職編” に続きます。
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